クラスのみんなが不快にならないように、独りぼっちを貫いてきた。
友達と笑い合う楽しそうな声を聴くたびに、羨ましいなって悲しくなった。
地縛霊みたいに闇をまとってるって言われても、長い前髪で視界を遮って、休み時間はヘッドフォンを耳にあてていたのは、教室にポツンの淋しさに耐える唯一の方法だったの。
じゃあ私は、どう生きればいいの?
陽キャの皆さんのマネをすればいい?
マンガの元気ヒロインみたいに、24時間笑顔をふりまけばいい?
極度のコミュ障の私は、そんなことできないの。
できるなら、とっくにやってるの。
根暗な私は、存在しちゃダメなの?
陽キャに生まれ変わらなきゃ、クラスメイトとして認めてもらえない?
もう、どうしたらいいかわからない。
中学の時にいじめを苦に転校しちゃった彼女のように、私もこの学園から去るしか……