「ふっ、落ち葉だって。
聖里、相変わらずビビりすぎ。で、何番?」
私が驚いた原因が〝落ち葉〟だと。
ネタバラシして、
ガサガサと音を立てている琉架くん。
「.........っ、さいてーっ!120番!」
琉架くんに怒りながらも、
とりあえず番号を伝えると。
「お。俺も120番」
「.....................は?」
琉架くんから聞こえた言葉に耳を疑った。
呆然とする私に対して...........................
「俺、聖里と、
ペアになりたかったからラッキー!」
むしろ嬉しそうな笑顔を浮かべる琉架くん。
まさか、これが、
仕組まれたくじ引きだなんて。
──────この時は、知るよしもなかった。