「いじられてるね、幼馴染くん」
「昔からなんですよ、昔から私をいじるからいじられてるだけじゃないんですか?」
「っぷ、幼馴染くん大変だねぇ」
龍輝に呆れ気味な私に対して、櫂先輩はクスクスと面白がっているように見えた。
「笑ってないで助けろよ!」
「え〜〜」
「って、またすごい行列出来ちゃってる!やっぱり私午前はギリギリまでやります!」
「もうっ、仕方ないなぁ。ま、彩ちゃんらしいし、いっか」
「じゃあ俺は終わるまでここでゆっくりしとくよ」
「ありがとうございます…!」
そして、午後の部に入り、私たちはぐるりと校内を回る。
その度々に…
「あ、富谷先輩と彩ちゃんだよ!お2人さん、よかったらカップルゲームどうです〜?」
「カップルゲーム!?」
「やってみる?」
「あ、う、や、やってみます…!」
カップル限定のゲームに誘われたり、
「カップル限定の甘々ホイップストロベリードーナツでーす♡」
「わぁ…!美味しそうですね!」
「はい、彩。あーん」
「ふぇ!?」
カップル限定の甘々スイーツをいくつか食べたりした。
そこまではまだいい、んだけど……
カップルゲームの時の櫂先輩は、
「シューティングゲーム苦手?えっとね、ここが打つところでーー…」
「あ、の、先輩…」
「んー?どうしたの、彩」
「距離、近いです…」
あと少しでキス出来ちゃう距離。
顔近すぎるっ…。
「?そう?他のカップルも似てると思うけどなー」
「先輩は距離近すぎるんですって…!」
「かっわいー、顔真っ赤だね、彩」
「な…!?」
先輩の甘々発言連発で私の心臓は常に大忙し。
カップルスイーツの時は、
「ほら、あーん」
「んっ!美味しいれす…」
「それならよかったね…って、あ。ちょっと口元ホイップついてるよ」
「あ、え、どこですか!?」
「ほら、ここ」
先輩の指で私の右頬に覆われているクリームを掬って、ペロッと舐めた。
「っ!!?ちょ、先輩…!?」
「ん?どうしたの」
「え、えっと、」
こ、こんな恥ずかしいこと、堂々と…。
ドキドキしすぎて心臓がまた大忙しだよ…。
「彩、やっぱり可愛い。…もっとその顔見たいかも」
「な…!?」
櫂先輩はカップルスイーツの時のように、また私の心臓を忙しくさせた。
櫂先輩、元カノとか居たのかな……?
じゃなきゃこんなドキドキさせるようなことしないよね……?
「昔からなんですよ、昔から私をいじるからいじられてるだけじゃないんですか?」
「っぷ、幼馴染くん大変だねぇ」
龍輝に呆れ気味な私に対して、櫂先輩はクスクスと面白がっているように見えた。
「笑ってないで助けろよ!」
「え〜〜」
「って、またすごい行列出来ちゃってる!やっぱり私午前はギリギリまでやります!」
「もうっ、仕方ないなぁ。ま、彩ちゃんらしいし、いっか」
「じゃあ俺は終わるまでここでゆっくりしとくよ」
「ありがとうございます…!」
そして、午後の部に入り、私たちはぐるりと校内を回る。
その度々に…
「あ、富谷先輩と彩ちゃんだよ!お2人さん、よかったらカップルゲームどうです〜?」
「カップルゲーム!?」
「やってみる?」
「あ、う、や、やってみます…!」
カップル限定のゲームに誘われたり、
「カップル限定の甘々ホイップストロベリードーナツでーす♡」
「わぁ…!美味しそうですね!」
「はい、彩。あーん」
「ふぇ!?」
カップル限定の甘々スイーツをいくつか食べたりした。
そこまではまだいい、んだけど……
カップルゲームの時の櫂先輩は、
「シューティングゲーム苦手?えっとね、ここが打つところでーー…」
「あ、の、先輩…」
「んー?どうしたの、彩」
「距離、近いです…」
あと少しでキス出来ちゃう距離。
顔近すぎるっ…。
「?そう?他のカップルも似てると思うけどなー」
「先輩は距離近すぎるんですって…!」
「かっわいー、顔真っ赤だね、彩」
「な…!?」
先輩の甘々発言連発で私の心臓は常に大忙し。
カップルスイーツの時は、
「ほら、あーん」
「んっ!美味しいれす…」
「それならよかったね…って、あ。ちょっと口元ホイップついてるよ」
「あ、え、どこですか!?」
「ほら、ここ」
先輩の指で私の右頬に覆われているクリームを掬って、ペロッと舐めた。
「っ!!?ちょ、先輩…!?」
「ん?どうしたの」
「え、えっと、」
こ、こんな恥ずかしいこと、堂々と…。
ドキドキしすぎて心臓がまた大忙しだよ…。
「彩、やっぱり可愛い。…もっとその顔見たいかも」
「な…!?」
櫂先輩はカップルスイーツの時のように、また私の心臓を忙しくさせた。
櫂先輩、元カノとか居たのかな……?
じゃなきゃこんなドキドキさせるようなことしないよね……?