うちの学校の席替えは先生達だけで考え

られて決められてしまう

そんなことも山本とトークアプリで

話していた

2月上旬

そして席替え当日新しい座席表を見ると

まさかの山本と席が前後だった

運命なのか奇跡なのか分からないけど

ここから放課後トークアプリでしか

話していなかったのが学校でも話すように

なり一日中山本と話していた

2月下旬

学年末考査の期間になった

みんながテストに一生懸命で

でも私たちは毎日連絡して話しかけていた

そんなテストがもうすぐになった時

クラスでインフルエンザが流行し、

1週間ほどの学級閉鎖となった


この頃私たちは周りの目も気にせず

家が近いのもあり、2人で毎日帰るように

なっていた

明日から学級閉鎖という日の帰り道

『明日から学級閉鎖だね〜山本は何する
の?』と聞くと

『テスト勉強かなー、お前は?』

『んー、もちろん勉強するけど
1週間もあるしなあ〜長いねえ笑』

『そうだねえしばらく会えなくなるね』

『そうだね、、、連絡してもいい?』

『いつでもして笑』

こんな会話を繰り広げながら帰った

そして、学級閉鎖もテストも終わり

さらに仲が深まっていった

3月中旬 ホワイトデー

私と山本は部活の終わる時間が同じで

また2人で帰っていた

その日はもう3月なのに雪が降っていて

私が傘を持っていなくて相合い傘で帰った

山本のコートは雪がついてしまってるのに

私を傘の中にいれてくれて2人で

話しながら帰った

私はお礼にと言って渡すつもりはなかった

ホワイトデーとしてお菓子を渡した

彼は見たことないほど喜んでくれた