「やっと笑ったな」

「えっ?」

「ずっと不安そうな顔してたから。」

リオンにそう言われ
ミラはスプーンをおく。

「やっぱり……なにも思い出せないの。
今まで、何をしてたのか…」

「…無理に思い出さなくてもいいんじゃねぇの?」

「でも………。」

「今だけ考えてろ。…そのうち、なにか思い出すだろ 」

「んー………」

頷くも、まだどこか不安そうなミラ。