その夜

エターナル号は出航の準備をする。

「もういいのか?」

と、声をかけるのはユウガ。

「…………なにが言いてぇんだよ…」

「いや、次いつ会えるか分からないからな?後悔だけはしないよーにと思ってな」

「っ……//。するかよっ。」

そう少し照れながら話すリオン。

そして船は、街を離れる。



しばらくすると……
「ねぇ、あれ…火事??」
とラナが街の異変に気づく。

「んーみたいだな……。あ、なんか城から煙でてる………?」

スコープを覗きながらシュウはそう話す。

それを聞きリオはシュウからスコープを奪い

「貸せっ」

リオンも確認するが、やはり城の様子がおかしかった。

「なんだよリオ?」

(あいつ…………)

リオンの頭には、ミラがすぐに浮かんだ。
なんだか嫌な予感がしたリオは

「すぐに街へ引き返せっ」

「は??あんた何言って……」

「いいから早くしろっ」

「どうしたんだよリオ……」

ブツブツ言いながらもシュウは舵を街へ向ける。