それは、あの幼い頃
リオンと交換したものだったが
ミラは思い出せないでいた。

しかし、なぜか捨てきれずに
大切に持っていたのだ。

ミラは懐中時計をしまおうと
首にかけようとしたが

「あっ・・!」

手が滑り懐中時計は
湖の中へ・・・

「やだっどうしよう・・・・」

落ちていた木の枝で探すも
当然見つからず。

湖に入ろうか迷ったが
ミラは泳げなかった