彼女の名は”ミラ”

アルディエヌのまだ小さなプリンセス。

船の修理の為、1週間ほど滞在していた時。
リオンは街の奥に広がる森へと足を運んだ。


その時だった。
森の奥には湖があり、
少女の泣き声が聞こえた。

「うっ・・・ひっく・・」

「何泣いてんだよ?」

とリオンは座り込む少女に話しかける。

「風船・・・」

と木にひっかかっている風船を指さす。