仲間の幸福を守りたいとか、自分の幸福を優先したいとか。
そういう難しい理屈じゃなくて、俺はただ。
「…会いたい。ただ俺は…シルナに会いたい」
シルナが正しい道を踏み外し、邪神ごと「前の」俺を守ると決めたとき。
罪を犯してでも、俺と共に生きる覚悟を決めたとき。
シルナもきっと、今の俺と同じ気持ちだったんだろうな。
何が正しいとか、そうするべきだから、とかじゃなくて。
ただ、そうしたいと思ったから。
ただ一緒に居たいと、そう願ったが故に。
覚悟も、責任も全部俺が背負う。
だから。
「戻りたい。会いたい。それが罪だと分かっていても…ただお前と一緒に居たいんだ」
これは、俺の意志。
「前の」俺に強制された訳でもない、紛れもない羽久・グラスフィアの思い。
その思いが、幻の世界に大きな亀裂を入れた。
そういう難しい理屈じゃなくて、俺はただ。
「…会いたい。ただ俺は…シルナに会いたい」
シルナが正しい道を踏み外し、邪神ごと「前の」俺を守ると決めたとき。
罪を犯してでも、俺と共に生きる覚悟を決めたとき。
シルナもきっと、今の俺と同じ気持ちだったんだろうな。
何が正しいとか、そうするべきだから、とかじゃなくて。
ただ、そうしたいと思ったから。
ただ一緒に居たいと、そう願ったが故に。
覚悟も、責任も全部俺が背負う。
だから。
「戻りたい。会いたい。それが罪だと分かっていても…ただお前と一緒に居たいんだ」
これは、俺の意志。
「前の」俺に強制された訳でもない、紛れもない羽久・グラスフィアの思い。
その思いが、幻の世界に大きな亀裂を入れた。


