そう聞かれると返事に困る。
実際に仕事に秋が来ていてもマイちゃんみたいに素直にそれを口にしてしまう人がいないというだけだろうし。

「とにかく今は仕事!」
優莉奈の活にマイちゃんが嫌々ながら背筋を伸ばした。

そしてパソコン画面を睨みつける。
「わかりましたよぅ」

そう呟くように返事をした後は、マイちゃんも真剣に仕事を再開させたのだった。