「本当は朝しなくちゃいけなかったのですが…、いろいろバタバタしていてできなくて」



ごめんね、と何度も謝りながら日中の仕事をしていた。

晴れの日が続いている日は水を与えてあげなければならない。


只今時刻は17時を過ぎたところ。


これを終えたら次は夕食準備のため、一般的な休憩という休憩はなかった。



「…俺も一緒にしたい」



していいか?、ではなく。

したい、と、望みながらも断言。


これは私がしたいの、と両手で掴んでいたにも関わらず、こんなにも簡単にスルリと譲ってしまったホース。



「これも風呂場にあった、熱い雨が降る装置…?いや、こっちは水だな」


「…お風呂についているのはシャワーって言うんです。温度も変えられるようになっていて」


「しゃわあ?ははっ、どう思いついたらそんなものが生み出せるんだろう」