(え、?待ってよ、どういうこと?)

「おいお前!ここの家のもんだな?」

目の前のきっと殺人犯であろう、男が私にそう言った。

(落ち着いて、私。落ち着くのよ。今はとりあえず、生き残らないといけない)

「見たからには、可哀想だが殺さないといけねーなぁ!」

「良いのですか?」

男に被せるようにして、そう言った。