そんな…

「あたしね…綾に会えて良かった!綾は一番の友達で大好きだよ!」

あたしは何故か綾にそう言いたくなった。

きっと…自分でわかっていたんだと思う。
今言わなきゃ綾に伝えれなくなるんじゃないかって…

『瞳ちゃん…うちも良かった。うちも大好きだよ。』

本当は離れたくない。

本当に離れたくない。

なのに時間っていうのは嫌でも進む。
止まってほしいって思う。

でも止まらない。

別れなんて…やってこないんじゃないか。

やってこないで…このまま幸せになれるような気がした。