だとしても悪い事考える。
まんまと花森うさぎは来た。
俺達、いや……大翔を見て絶句していた。
からかいがいのある女だった。
他の女と違う雰囲気を醸し出している。
俺の事を一瞬忘れてたり、存在自体も知らなかったらしい。
仕舞いにはタイプじゃないと言われた。
こうなったら意地でも俺に落としてやる。
そう思った時に花森うさぎは捨て台詞のように吐いて校長室を去った。
「あと!思い出しました!
あなた島崎理王ですよね?
あなたの命狙ってる人がいるので気をつけて下さいね!」
何故あいつがそれを知っている……?
落とすの前にあいつをまず保護するのが最優先。
「相変わらずすばしっこい子兎だ。
どうする理王?」
「お前の言っていたペナルティ俺にくれないか?」
あいつを俺の元へ置いておく方法を見つけた。