テレビで流れ続けるライブ映像を目に留めて、私は「チャンネルを変えて」とスマホに言った。
これから、私の運命のひとに会うんだもの。
他の男子なんて、見てちゃいけないよね。
****
パッと、表示が10:00に切り替わるのを見届けた瞬間、ピンポーンとチャイムが鳴る。
私はソファーから立ち上がって、バクバクする胸を押さえながら、玄関に小走りで向かった。
パートナーと会う場所は任意で、カフェとか、公園とか、学校とかが多いって聞く。
でも、今回はパートナーの方が私の家まで来てくれることになった。
きっと、紳士的なひとなんだろう。
…この扉を開けた先に、私の運命のひとがいる。
私は、すー、はー、と深呼吸をしてから、ドアノブをガチャッと押した。
「はいっ」
これから、私の運命のひとに会うんだもの。
他の男子なんて、見てちゃいけないよね。
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パッと、表示が10:00に切り替わるのを見届けた瞬間、ピンポーンとチャイムが鳴る。
私はソファーから立ち上がって、バクバクする胸を押さえながら、玄関に小走りで向かった。
パートナーと会う場所は任意で、カフェとか、公園とか、学校とかが多いって聞く。
でも、今回はパートナーの方が私の家まで来てくれることになった。
きっと、紳士的なひとなんだろう。
…この扉を開けた先に、私の運命のひとがいる。
私は、すー、はー、と深呼吸をしてから、ドアノブをガチャッと押した。
「はいっ」