黒羽財閥とは世界№1の財閥なの
だからバレたら肩書が欲しくて寄ってくる奴らが多い
それが嫌で偽名使ったり変装したりしてる
少し長くなってしまったね
まぁ理事長室に入ろうか
『2年S組 栞凪 玖音です』
『失礼します、』
栞凪 玖音は私の偽名
適当につけたんだけど少し気に入っちゃった、
でもこの名前も今日で終わり、
そのための話をしに理事長室まで来た、
「栞凪か、なんのようだ、」
やっぱり話は耳に入っているらしい
すごく睨んでくる、、
まぁ怖くないんだけどね、
『今日は退学しようかなと思いまして、』
『そのための手続きと話をしにきました』
「退学するのはいじめられてるからか、?」
まさか、そんなわけないでしょ、
『違いますよ、私はただ飽きてしまっただけですから』
『まさか理事長は私がいじめなんかに屈するとでも、?』
そうか、と理事長は頷き
「退学を認めよう、こちらにしても好都合だ、」
自分の後輩たちを裏切ったやつが出て行ってラッキーと思っているのかしら、
まぁいーや、明日からこの学校の生徒じゃなくなるんだし、
「今日いっぱいは居るのか?」
『居るわけ無いでしょう、?』
『では、失礼しました』
そう言って私は理事長室から出て靴箱に向かった、
「ほんとに栞凪は裏切ったのか、?」
理事長が呟いた声は静寂に消えていった、