「桃花ごめん。謝って済む事じゃないけど、



私桃花にずっと嫉妬してたの。



それに私は父さんの本当の子じゃないから、



ひがんでいたの。



父さんも母さん桃花だけが可愛いんだって思ってた。


でも違ったの。



昨日父さんに桃花と同じように、私の事可愛いって思ってると言われた。



私の事本当の娘と思ってるって抱き締めてくれた。



私目が覚めた気がしたんだ。



自分の勝手な我が儘で桃花や宗、



そして遠矢まで傷つけてしまった。



ごめんなさい。」




私が頭を下げると、



「お姉ちゃんここじゃ目立ち過ぎるから部屋に入って。」



遠矢が仕方なく玄関のドアを開けた。



私は桃花に案内されマンションの中に入る。