涙がポロポロ溢れる。



私は床に頭をこすりつけて何度も謝った。



「宗本当にごめん。私二人に本当に酷い事したんだね。



もう許してほしいなんて言わない。



たけど桃花には家に戻ってもらえるように頑張ってみる。



桃花は宗を忘れたりしないから。



桃花がどれだけ宗が好きか、それだけは私にも分かる。



だから二人に許してもらえなくても、



私は私の思うようにさせてもらう。



謝るとか言って又勝手な事言ってごめんなさい。」



宗が大きくため息をついた。



『唯花頭上げていいから。


桃とはもう無理だと思う。



俺は桃が遠矢と幸せならそれでいい。



悪いけどもう帰ってくれないかな。



今は唯花顔を見たくない。』



宗はそう言って自分の部屋を出て行った。



私は宗に酷い事をした事を思い知った。