私は家に戻り桃花の部屋に入った。



桃花のベットに座る。



宗と桃花と私の三人の写真が飾ってある。



私はその写真を手にした。


そして写真の裏に、桃花の字で、



《私のお姉ちゃんは唯花だけ。又お姉ちゃんと仲良くしたい。


お姉ちゃんに私嫌われてるけど、私はお姉ちゃんが大好き。》



何でなの?



桃花。



私は何も悪くない桃花を虐めていたんだよ。



なのに私を大好きだなんて。



宗も桃花も大バカだよ。



人がいいにもほどがある。


その時、桃花の部屋に母が入って来た。



「唯花話があるんだけど、孝哉さんがね。


唯花と桃花の将来について話して起きたいみたいなの。


リビングに来てね。」



私と桃花の将来。



父の後を継ぐのは桃花なんでしょ。



私に何の話があると言うの。



私は渋々リビングに向かった。