今さら急に可愛い子になんてなれない。



私は宗の部屋に入る。



宗は私に気付かない。



私は椅子に座っている宗に、後ろから抱きついた。



慌て立ち上がる宗。



私は宗に抱いてほしいと頼みながら、



自分から服を脱いだ。



なのに、宗に拒否られた。


桃花を愛してるから、私を抱く事は出来ないと宗は言った。



桃花はもう別の男に抱かれているんだよ。



それでも、桃花が戻って来るのを待つなんて、



バカじゃないの!



桃花の初めてはもう宗じゃないんだよ。



桃花はもう戻っては来ない。


たけど宗は諦めないと言った。



宗が、『唯花服着ろよ。』


そう言って自分の部屋を出て行く。



私は惨めだった。



愛情がなくてもいいから抱いてほしかった。



私は宗のベットで大声をだして泣いた。



誰かに愛してもらいたい。