これから先どのくらい待てば桃は戻ってくるのだろう。



俺は自分の部屋で桃の事ばかり思っていた。



唯花が俺の部屋に入って来たのが分からなかった。



俺の後ろから抱きつく唯花。



俺は驚いてしまった。



『止めろを唯花!』



「嫌。お願い抱いて!」



唯花が服を脱ぎだす。



「俺は桃を愛してる。だから、唯花を抱く事は出来ない。」



唯花が大声で、「桃は今頃遠矢に抱かれているんだよ。


宗がどんなに桃を思っても、桃は宗のものにはならない。


桃が宗と幸せになるなんて絶対私許さないから。


私桃に言ってやったよ。宗に何回も抱かれたって。

桃本気にしちゃってさ、遠矢のとこに逃げたんだよね。」



俺は愕然とした。



桃ごめん。



又君を一杯泣かせたんだね。



桃俺は遠矢から君を奪い返すよ。



『もうおまえのいいなりにはならない。


俺は遠矢から桃を奪いかえす。唯花おまえも桃ばかり恨むなのは止めろ。


おまえの人生このままで言い訳がないだろう。


唯花らしく生きろよ。


俺も力になるからさ。』