これはどうしようもない現実。



桃が遠矢と荷物を取りに来た時。



桃はずっと遠矢の手を握っていた。



あの時俺が止めなかったら、桃は応援席の階段から落ちていた。



唯花があそこまで桃を憎んでいたなんて、



正直驚いてしまった。



桃がこの家からいなくなるのは辛い。



しかも俺じゃない男に抱かれる桃を思うと俺は、



どうにかなりそうだ。



たけど唯花は桃に何をするか分からない。



桃はここにいない方が良いだろう。



桃は今幸せなのか?



桃俺はおまえと一緒でなけりゃ幸せにはなれない。



桃俺はおまえだけを愛してる。



俺は唯花に何度迫られても、唯花を抱く事は出来なかった。



唯花が愛してくれなくてもいいから、



抱いてほしいと泣かれ時も唯花をそっと抱き締めただけ。



キスもポッへと額にしただけ。



桃好きだよ。



俺は待ってる。



桃が必ず俺の腕の中に帰ってくるのを待ってるから。


桃俺諦めねぇから!