朝からイチャついていた為、出掛けるのが遅くなってしまった。




遠矢が悪いと言えば、桃が誘うから、


さっきからその言い合い。


終いには二人で吹き出した。



私は制服に着替え、買い物の前に家に戻る事にした。


遠矢と二人乗りをして家に着いたのは14時過ぎ。



家の前に両親の車はなかった。



合鍵で開けてお姉ちゃんがいるか確かめた。



お姉ちゃんがいても履いてる靴がない。



私は遠矢と一緒に家に入る。



自分の部屋に向かう。


なんか自分の家なのに、悪い事でもしてるみたいにドキドキしている。



私は自分の部屋に入り、学校の道具と着替えを鞄に詰めた。



『桃これで全部?』



「取り敢えずいいにする。後必要な物は買う。お小遣い使わずに貯めてあるからね。」



『分かったじゃこれでいいね。』



二人で玄関に向かうと、玄関にはお姉ちゃんと宗がいた。



お姉ちゃんを見た途端私はの体は動かなくなってしまう。



遠矢が私の手をギュッて握ってくれた。



「あら、家出したと思ったらこそこそ泥棒みたいに、荷物取りに来たんだ。」