次の日早く起きてお弁当を作った。



遠矢のバスケの試合が10時から午後までかかるらしいから、



一緒に食べようと思った。


休みだと昼まで寝てるお姉ちゃんが起きて来た。



私を見る。



「桃どこにいくの?」



私が姉を見ると、「顔たいした事なかったじゃん。」


「桃バスケの試合見にいくんでしょ?」



お姉ちゃん何で知ってんだろう。



ここにお母さんがいるからお姉ちゃんの口調は優しい。



「今日の試合宗もでるんだよ。」



へっ、そうなんだ?



「でも宗先輩はもう7月でバスケ部引退したはずだよ。」



私が間抜けな顔をすると、お姉ちゃんが人数調整で呼ばれたと言った。



お姉ちゃんはいかないのだろうか?



「私は行かない面倒だから。」


私は勇気を出して聞いた。


「宗先輩はお姉ちゃんに応援してもらいたいと思うよ。」



お姉ちゃんは私を睨み付けて、



リビングを出て行った。