『本当にいいの?俺が桃のそばにいて。』



うん!



私にも分からない。



もしかして宗のいない寂しさを埋めてほしいのかも知れない。



それでもいいって言ってくれた遠矢。



誰にも言えなかったまだ宗が好きだって事。



ずっと私を見続けてくれた遠矢なら、



きっと私の気持ちが分かってくれるはず。



遠矢といたらいつかきっと、宗を忘れられるそんな気がした。



だから遠矢こんな私でも一緒にいてくれる?



「桃良かったね。無理に連れて来て良かったよ。


兄貴の事気にしなくていいからさ。


あいつ彼女には困らないと思うし。


桃遠矢と仲良くね。


私も前田とうまくいきそうだし。」



智美が嬉しそうに話す。



智美ありがとう。



智美にはいつも感謝してる。



「智美私も幸せになっていいよね? 」



「当たり前じゃん。お姉さんの事忘れな。


宗先輩の事も忘れなきゃ駄目だからね。」



そうだね。



そうしないと駄目だよね。