私が泣き止むまで遠矢は一緒にいてくれた。



みんなが心配するといけないから、二人でお店に戻った。



部屋に戻ると智美に、「桃遠矢と二人で何処に行ってたの?」



私が困っていると遠矢が、『今桃口説いてたとこ。』


笑って遠矢が私を見る。



私は頷いた。



「それで桃どうするの?遠矢と付き合う?」



それはその。



どうしようなんて答えたらいいんだろう。



『智美桃を急かさないで、俺返事は気長に待つつもりだから。』



「そうだよね。遠矢五年も桃の事思ってたんだから。

でも一つヤバい事あるんだ。

うちの兄貴桃狙ってる。しかもかなりマジでさ。」



遠矢が驚いている。



『智美それってマジ?』



「マジだよ。さっき兄貴に送ってもらった時、


兄貴桃にアドレス教えてたからね。


早くしないと兄貴に持ってかれるかもよ。」



智美こんなとこで言わないでよ。



遠矢が困ってるし、私はどうすればいいの。