三期の午後は『教育?(親子の心理)』という科目でした。

授業が行われる教室は大きい所なんですが、あまりの人数の多さに座る所を見つけるのは困難でした。
この教室は3人掛けの席ばかりなのですが、皆さん真ん中を空けて2人ずつで座ってました。いわゆる『パーソナルスペース』を目の当たりにしました。
どの席も全てそうなっていたので、僕に残されてたのは「その空いている真ん中に座る」か「『座れる所が無い』とふてくされる」事でした。

真ん中の席に座らせてもらうのは端っこに座らせてもらうよりもレベルが高く感じました。
僕は人に対してフレンドリーに接する事はできないので、なおさらキツかったです。
なので、何度も必死に端っこが空いている席を探しました。
この世界で生き抜くための執念でした。

しかしながら、やはりそんな席は無く、「パーソナルスペースウゼッ!」と感じました。
途方に暮れていたそんな時、そんな僕を見た一人のご婦人が「席が無いの?」と心配して下さって、席を取って下さいました。
このご婦人に感謝した瞬間でした。

授業の内容としては『心理学』の授業の復習って感じでした。
僕は心理学の授業をスクーリングではなくレポートと試験のみで取ってしまったので、心理学の講義を聞けたのは嬉しかったです。
しかし、肝心のメインテーマである「子どもに対する親の役割」については全くといっていいほど理解できませんでした。

この科目を担当している先生の口調は、「穏やかな星野仙一氏」といった感じでした。
とても聞き心地のいい口調でした。