その鬼は晴れやかに笑って、
ファンタジー
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茅未つき/著
- 作品番号
- 1708568
- 最終更新
- 2023/12/26
- 総文字数
- 12,137
- ページ数
- 22ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 232
- いいね数
- 0
――特別執行委員。
少女は、そして彼らは、そう呼ばれるものに所属していた。
その名の通り学校に設けられた委員会活動のひとつ。
しかしそれはメンバーを集め活動をするための名目であり表向きのこと。
……実際の活動は公に知られるものではない、つまり名前は何でも構わないのだ、ただそういう組織として存在する、それが事実。
「吹野さん!」
「うんっ」
呼ばれた少女は床を蹴り大きく跳躍する。
紺色の影となって宙を舞い、一閃、鬼を叩き斬った。
窓から差し込む光を受け煌めきながら振り下ろされた刃は、確かに肉を切り裂き、だというのに血飛沫ひとつ散ることなく鞘に収まった。
鬼退治。
秘密裏の活動、それがこの委員会の役目――。
- あらすじ
- 少女は学業の最中、戦っていた。学校の体育館で。
校内で秘密裏に鬼退治をする生徒組織に属す彼女は、他と様子の異なる小鬼と出会う。
クラスメイトと幼なじみ、小鬼、憧れの先輩とともに戦う日々。そして活発化していく鬼――。
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