「そうでしたか………
 少し酸素濃度も低かったので今は酸素マスク付けて休んでもらってます
 出来れば入院して欲しいです」

「そんなに………香音ちゃんにはその話したのかしら?」

「いえ、まだです
 多分嫌がるので………」

「あの、それでもお願いします
 今下手に外に出るよりは……ここにいた方が安全だと思いますし
 香音のことは俺がどうにかします」

「………分かりました
 まぁ、香音さんは下山さんがいれば良いって感じだと思いますよ
 では準備してくるので僕はこれで失礼します」

そうして山中先生は行ってしまった

「………俺たちはどうする?」

「私は仕事よ
 対応考えないと
 あなたも一緒にどう?」

「いや、遠慮しとく
 ちょっと家の方の様子見てくるから」

「分かったわ
 じゃあここで別れましょうか
 後は下山さんお願いね」

「香音が迷惑かけると思いますが……よろしくお願いします」

「はい!」

そこでみんな別れ、俺は香音のところへ行った







「……香音、大丈夫かー?」

「…ゆ……と…………」

「ごめんな
 無理させちゃったな」

「…大丈夫…………私こそ………ごめん………」

「そっか
 後、非常に言いにくいんだけど………今日は入院な」

「…………これ付けられた時点で……そうなるんだろうな…とは思った……」

「ごめんな
 俺いるから頑張れるか?」

「……多分…………」

「良かった
 てか、パーカー脱ぐ?
 暑くない?」

「……雄斗のは……ダメ…………」

「お前はいつも通り可愛いな〜!」

「……………………………」

「あ、そういえば結婚のお許しもらったよ
 さっきそこまで来てて
 心配して来てくれたみたい」