次の日

目が覚めると香音はまだ寝ていた

しかも、かすかに涙の跡がある

やっぱり……負担が大きかったか…………

そしてスマホを見てみると清水から連絡が来ていた

どうやら記事が出来たらしく、データも一緒に来ていた

香音もまだ寝てるし………良いよな……?


そして先に記事を見ることにした


……………………凄いな

これを一晩で…………

それにしても……………このタイトルの通りだな………

改めて香音の過去を読んでいると…………しんどくなってくる………


「……ゆぅ………と……?」

「ん?
 あ、香音おはよう」

「どう……したの………そんな……顔して……………」

「あぁ、悪い
 大丈夫だから
 お前の眠気が覚めたら話すよ」

「んー…………」

そして俺の胸に抱きついてきた

「寝るなー、起きろー!」

「…………ぉきてる………」

「お前なぁ………それは起きてるとは言わないんだよ
 ちゃんと寝れた?」

「……………なんか…………嫌な夢………見た気がする………」

「どんな夢か覚えてる?」

「わかんない……………でも………悲しい気分になる夢………」

「……そっか
 体調は大丈夫そう?」

「…………なんか………うん……………」