「……………ごめんね」
「別に良いよ
もうすぐ結婚できるし
そしたらずっと俺の側に置いておけるじゃん？」
「……………………………」
「大丈夫？
明日挨拶行けそう？」
「…………雄斗がいるなら行く
あ、明日家じゃなくて病院の方に来て欲しいって」
「病院？
水無瀬さん忙しい感じ？」
「んー…………それもあると思うけど……
多分家の方にも来てるんだと思うよ…マスコミ」
「そっか
病院は大丈夫？」
「病院嫌い……行きたくない………
雄斗も余計なこと言わないでね」
「ハハっ、さすが病院嫌い
お前が調子良さそうだったら余計なこと言うつもりはない」
「……………今日のは雄斗のせい」
「だからだよ
責任持ってお前のこと見ないと」
「…………もういいや
疲れたから寝る」
「そっか
今日は疲れたよなー」
「…………一緒に寝よ………？」
「はぁ？
お前、さっき何されたか分かってる？」
「………………分かってる」
「…………本気で言ってる？」
「…………じゃあいいもん………」
「…………………はぁ、そんな拗ねるな
なるべく我慢するけど………手出したらごめん」
「うん……！」
「……………あー、可愛すぎ
おやすみ、早く寝ろ」
少しして、香音は眠りに入った
そして俺も眠りに入った
