「そんなの知らねぇよ
 今後、お前は吸ったらダメだから
 良いな?」

「…………なんか怖い
 急に機嫌悪くなった」

「お前のせいだよ!」

俺は強引に香音の唇を奪った

タバコの話ばっかするから俺も吸いたくなってきたし………

第一何なんだよ

タバコを吸い始めた理由が先輩に見惚れたって……

カッコいい、エモいってそんなの知るかよ

ちょっとは自分の体のこと考えろバカ!

それにイライラする…!

「……ちょっ…………まって………」

少し唇を離すとそんな声が聞こえる

待つわけねぇだろ

「責任取れ、バカ!
 キャンディは後でな
 俺が満足するまでやめないから」

そして再び唇を奪った


何度も何度も


もう………我慢出来ねぇよ………

そして香音の胸へ手を伸ばそうとした時

「……ゴホッ…………ゴホッゴホッ…ゴホッ」

「香音!?」

「……ゴホッゴホッ……バ…カ……ゴホッゴホッゴホッ……」

「ごめん!!
 カバン少し漁るぞ」

やばい………完全にやり過ぎた…………

吸入器を探してる間も苦しそうな香音の声が聞こえる

本当にごめん………

「…………あった…!
 香音出来るか!?」

「…ゴホッゴホッ………」

苦しそうに咳をしながらもどうにか吸入してくれた