「……………そうしたら雄斗のこと巻き込まない?」

「俺のことはどうでも良い」

「良くない!!」

「……………その後は少しホテルに泊まろう
 下手に見つかるよりは良いから」

「…………雄斗は離れて」

「離れない
 これは絶対」

「……………………」

「いいな?」

「…………分かった
 それで私は何をすればいいの?」

「それはな…………」


そして俺は自分の考えを話した


香音も最初こそ驚いていたものの真剣に聞いてくれた








「……………これが俺の考え
 香音はどう思う?」

「……………雄斗を信じる
 どうなるかは分からないけど…………もう追いかけられるのは嫌」

「分かった
 急だけど明日でもいいか?」

「良いけど………都合大丈夫なの?」

「香音が言ってることが本当なら…………アイツらも欲しいだろ
 今話題の独占スクープともなれば無理矢理にでも予定空けるはずだから」

「……………そっか」

「香音、大丈夫だ
 何があっても俺が守るから」

「うん………ありがとう」

「おう」



そして親父が戻ってきた

「雄斗、香音さん
 申し訳ないけど仕事に呼ばれてしまったから行ってくる」

「あぁ
 俺たちも帰る
 今日はありがとう」

「いや、こちらこそ
 雄斗が幸せそうで良かった
 香音さん、これからも雄斗のことよろしくね」

「はい!
 先ほどはすみませんでした
 お仕事頑張ってください!」

「ありがとう
 じゃあ行ってくる」


そして親父は行ってしまった

「…………香音、俺たちも早く帰ろう
 明日の準備するぞ」

「うん」


そして俺たちも家に帰った