「…………………断った場合は何かあるんですか………?」

「…………雄斗のことを放置してきたけど、この場合は雄斗の父親っていう立場を存分に使わせてもらう
 どうにかして香音さんと水無瀬先輩の仲を取り持つよ
 月一でご飯誘ったりなんだりして
 香音さんは、僕からの誘いは断れなさそうだからね」

「…………………………そうですね」

「香音さんはどうして断ってたのかな?
 水無瀬先輩のこと、苦手かい?」

「……………………………」

「初めてあったばかりで答えずらいよね
 ごめんね
 でも考えてみてほしいな」

「ごめんなさい……………」

「謝らなくていいよ
 みんなそれぞれ事情あるからさ
 でも、僕はめげずに誘うから
 本当に嫌って訳ではないなら来て欲しいな」

「分かりました…………」

「ありがとう
 香音さんは少しここでゆっくりしてて
 雄斗は少し来なさい
 話がある」

そして雄斗と雄斗のお父さんは家の奥の方へ行った