「お前らも見てただろー
 俺が話しかけても無視されたり逃げられたりしてたんだぞ
 可哀想だと思わない?」

「それ自分でいいますか?」

「同じ思いしてほしくないから言ってるんだ
 アイツは難しいぞ」

「………まぁ分かってますよ
 高嶺の花ですから」

「お前らにもちゃんと良い彼女が出来るよ
 お前らの良さを分かってくれる人が絶対現れる
 それまで気長に待て」

「下山先生……良いこといいますね!」

「だろ?
 てことで頑張れよー!」、

「はい!」


そしてその場を離れた


それから会場全体を見回したけど………香音の姿が見つからない………

ちょうど一人でいた橋村に話しかけた

「橋村ー」

「何ですか?」

「アイツどこ行ったか分かる?」

「ちょっと出てくるって言ってました
 少し………顔が疲れてる感じもありしたね」

「そうか………俺も見てくるわ」


そして会場を出て香音を探しに行った