次の日


仕事を終えて香音の病院へ向かった

ガラっ


「香音ー」

「雄斗!
 遅いよ〜
 早く帰ろ!!」

「もう片付け終わったの?」

「うん!
 山中先生から話聞いてすぐに片付けた!」

「そっか
 もう帰っていいって?」

「いいって
 会計とかは水無瀬さんがやっておいてくれるから…
 雄斗が来たら帰って良いって言ってた
 山中先生、手術入ってるから来れなさそうって言ってたし」

「ん、分かった
 じゃあ帰ろっか
 荷物ちょうだい」

「え、いいよ!
 これくらい持てるし」

「良いから
 女の子に重たいの持たせる訳にはいかないでしょ?」

「…………女の子だったら持つんだ?」

「拗ねるなよー
 拗ねてるのも可愛いけどさ」

「……………」

「ほら、帰ろ?
 香音の荷物は俺が持つから、代わりに俺のカバン持って?
 情けないけど、片手使えないからたくさんは持てないんだよね………」

「雄斗の?
 持つ!
 てか、軽っ!」

「だろ?
 じゃあ行くぞ」

そして香音と一緒に俺の家に向かった