「………雄斗…」

「お、香音おかえり
 少し落ち着いた?」

「うん………ごめんね」

「いいよ、気にするな」

「ありがとう………………あのさ、夜話したいことある」

「…………今じゃダメなの?
 気になるんだけど」

「…夜がいい」

「……………………別れ話なら聞かないよ」

「それは………雄斗次第…じゃないかな」

「…………絶対にお前のこと離さないから」

「………話聞いた後に決めて
 きっと………気持ち変わるから」

「何があってもお前のこと好きだよ」

「雄斗……ありがとね
 ………………ちょっと散歩しに行かない…?」

「良いけど……体調は大丈夫?」

「大丈夫だよ
 疲れてもすぐ休むから」

「ん、分かった
 行こっか」

そして雄斗と病院内を散歩した