「受験……やだな………」

「ハハっ、まぁ頑張れ
 みんな通る道だ」

「………河本も……頑張ってるんだよな………」

「アイツのことは真似するなよー
 ストイックすぎるから
 睡眠削って勉強してたんだ
 頼むからそれだけはやめてくれ
 睡眠はめちゃくちゃ大事だから」

「…………俺……河本に謝りたい
 会える……かな………?」

「会いに行ってみる?
 なんなら雑談でもしてくれ
 俺は若者の話は分からん」

「………下山先生も来てくれるよな……?」

「暇だから良いけど俺は見守るだけだからなー」

「分かってるよ
 じゃあ………行く…」

そして轟と一緒に河本のところへ向かった













































コンコン

「河本ー、入るぞー
 ほら、轟も入れ」

おどおどしている轟の背中を押して中へ入った

「下山先生………轟も…………」

「轟が話あるって
 それじゃ、俺はその辺散歩してるから〜
 ごゆっくり〜」

そして俺は1人で教室を出た