「………しんどい……」

「そうだよな………しんどいよな
 でもちゃんと言えて偉いよ」

「うん………」

「しばらくこのままでいよっか
 寝れそうだったらそのまま寝てもいいから」

「……………雄斗だけは……置いてかないでね………」

「……大丈夫
 こんな子一人に出来ないから」

「……………………」

「…………心の痛みとか…苦しみ
 お前には凄いあると思う
 そういう経験をしてきたからこそ………生徒の心に寄り添える教師になれると思うよ
 お前は絶対良い教師になる」

「…………ありがとう」










そして、しばらくすると香音は眠っていた


それを見届け、俺も瞼を閉じた