「……ゲホッゲホッ……」
「香音……少し動けそう?
あっちに椅子あるんだけど………」
「ゲホッゲホッ………ぃく……ゲホッゲホッ」
「ごめんな………」
雄斗の肩を支えてもらいながらどうにか椅子までたどり着いた
「…ゴホッゴホッ……ゴホッ……」
「辛いな……大丈夫だからな…………」
「……ゴホッゴホッゴホッ………」
しばらく苦しかったけどどうにかおさまった
「香音大丈夫そう?」
「うん………」
「………少し早いけど病院行くか?」
「やだ!」
「だよな………
ちょっとここで休もうか
疲れただろ?」
「別に……」
「さっき凄く苦しそうだったから…………病院行かないならせめて休もう?
心配だからさ…………」
「………分かった」
「眠かったら寝てもいいから
俺の肩とかも自由に使って」
「雄斗…………ごめんね…」
「何で謝ってるんだよ?
香音は何も悪くないぞ?」
「…………ありがとう
じゃあ………肩借りてもいい?」
「もちろん!
香音なら大歓迎!」
疲れからか少し眠かったので雄斗の肩を借りて少し寝ることにした