ヘルメットを被って重装備をした女性キャスターが真剣な表情で報告している。
《ついさきほどから○○街の人たちが何人かここへ来られましたが、感染しているかどうかわからない間は外にでることはできないと、追い返されていました。また、明らかに感染しているとわかっている人に関しては銃を使っての対処をしています》
銃を使っての対処。
その言葉に千歳と明宏は目を見交わせた。
「銃で撃ち殺してるってこと?」
「可能性はあるだろうな。明確に表現することはでいないけど、襲ってきたら撃ち殺してるのかもしれない」
それに、感染者かどうかの判断についてはなにも言っていない。
もしかしたら明確な判断などできず、全員をバリケードから追い返している可能性もある。
千歳は大きく息を吐きだして壁にもたれかかった。
今日こそは外に出ると思っていたのに、こんな状態ではバリケードまで行っても無意味かもしれない。
「どうしよう。これじゃ街から離れられない」
「そうだな。少なくても俺は絶対に外には出られないと思う」
《ついさきほどから○○街の人たちが何人かここへ来られましたが、感染しているかどうかわからない間は外にでることはできないと、追い返されていました。また、明らかに感染しているとわかっている人に関しては銃を使っての対処をしています》
銃を使っての対処。
その言葉に千歳と明宏は目を見交わせた。
「銃で撃ち殺してるってこと?」
「可能性はあるだろうな。明確に表現することはでいないけど、襲ってきたら撃ち殺してるのかもしれない」
それに、感染者かどうかの判断についてはなにも言っていない。
もしかしたら明確な判断などできず、全員をバリケードから追い返している可能性もある。
千歳は大きく息を吐きだして壁にもたれかかった。
今日こそは外に出ると思っていたのに、こんな状態ではバリケードまで行っても無意味かもしれない。
「どうしよう。これじゃ街から離れられない」
「そうだな。少なくても俺は絶対に外には出られないと思う」