その手は血がベッタリとついていて、目は大きく見開かれている。
「ヒッ!」
千歳は小さく悲鳴を上げて窓から離れた。

男子生徒は首からも血を流していてビクビクと痙攣しながら崩れ落ちていく。
その後ろにいたのは犬歯が長く伸びてただれた肌をしているオカルト研究会の姿だった。