だけどその動きはどれも怠慢だった。
幸いにも知能を持っているゾンビもいない。

一気に3体のゾンビの間を駆け抜けた。
よし!

心の中でガッツポーズをして、足を緩めずに調理室へ向かう。
前方右手に調理室のプレートが見えた。
あと少し!

そう思った瞬間、右手のドアが開いた。
千歳はそちらへ振り向く暇もなく腕を捕まれ、そして化学室へ引き込まれていたのだった。