「迷惑かけてごめんね!ちょっと迷っちゃってて…今どこにいるかはわかんないけど、周りにはきれいなお花がたくさん咲いてるよ!」

昂「は?そんなとこ知らないぞ。まさか学校の外に出たんじゃ」

「そんなわけ無いよ!校門通っていないもん」

昂「はぁ〜まぁいいや
悠也に頼んでGPSみてもらうから」

えぇ…せっかくバレないようにここまで頑張ってきたのに

でもしょうがないか。沢山の人に迷惑かけちゃったな

昂「言っとくけど迷惑じゃないからな」

私の周りの人はなんて温かいんだろう

私が不安なときにほしい言葉をくれる

なのに私は何もしてあげられない。そのことが悔しくてたまらないけど


…私は無力だから

ううん、違う。無力だったんだ

今はきっと………


「……ありがとう

じゃあ切るね!バイバーイ」

あとは悠ちゃん達が来るのを待つだけだ

会ったら謝らないとなぁ

沢山迷惑かけてごめんなさいって

それより怒られちゃうかな?何で迷ったことすぐに言わなかったんだー!って

ふふっ。そう言う悠ちゃんと昂ちゃんの姿が想像できる