そんなに弱いのに、よくカツアゲしようと思えたね〜


あ、そんなことより男の子が怪我してないか確かめなきゃ!



「大丈夫?」



男の子「え、あ、大丈夫…です」



んー確かに見たかぎり怪我はしてなさそうだし殴られてもいなかったから大丈夫かな?

詰まりながらではあるけど会話もできてるし!




航「あの、ぼく航太(こうた)って言います!助けてくれてありがとうございましたっ」




「いいよ〜これからは夜に路地裏なんて通らないようにしてね?危ないからっ!」




航「はいっ!」



こころなしか航太くんの目が輝いてる気がする…

これがきっかけで不良デビューとかしないといいけどな〜



路地裏をでながら考えていた私の予想が最悪な形で実現するなんて、その時の私は夢にも思わなかった。