母が還暦を迎えて

もう介護が始まっていると感じる

もともと、母は
アダルトチルドレンで
私に関心がなく

毎日私の予定を聞くが
毎日覚えていなくてなんども
聞いてくる

どんどん忘れっぽくなってきて

下着のまま居間で過ごすので
「服を着なさいね」と
私が言って初めて

「はぁい」と少女のように
答える

お皿を舐めたり
おならをして「えへ」と言ったり

まえはそんなことはなかった
どんどん、幼児化する母

交友関係は広く
友達の前では母親としてではなく
少女としてみんなから
面倒を見てもらえるのだろう

私は怒りを手放した
彼女は自分のことしか
考えられない病気なのだ

母親の声が苦痛になり
私は聴覚過敏で
なぜそんなに大きな声で喋るのかと聞くとお爺さんが耳が遠かったからと言われた。
最近は家で耳栓をして、楽になった

趣味と仕事はやめないでほしい
やめればきっと
どんどん進むだろう。

父は身体が悪く
透析になる一歩手前で
進行を遅らせている。

姉は嫁ぎ

私は結婚もせず
両親をおぶって40、50を迎える

こんな人生望んでいなかった。