***
「で?一緒にシチュー食べたんでしょ?」
「そうっ!もうさぁ〜…、
これまさに新婚、って感じじゃない!?」
翌日の放課後。
また私は菜穂ちゃんとペラペラと話していた。
「でもその話、朝からもう何万回と聞きましたー」
「流石にそこまでは言ってませんー!」
何万回はめっちゃ盛られてるけど
でも 60回……?ぐらいは話しちゃったかも…。
「だってー…、かっこよかったんだもんー。
シチュー美味しかったんだもん!」
私は昨晩の話がなかなか止められないでいた。
「それは分かった、って。まぁ、良かったじゃん」
「うんっ!」
こうして私は今日も菜穂ちゃんに
初恋経過をお話して、学校を後にした。
帰り道。
夕日を背にひとりとぼとぼと歩いている時だった。
あ!りゅうちゃんだ!
ちょうど通り掛かった商店街の辺りで制服姿のりゅうちゃんを見掛けた。
こんなとこで会うなんて!
昨日に引き続き私
”りゅうちゃん運”強くない!?
「りゅーちゃーんっ!」
一緒に帰ろーよー、と、
手を挙げたその時だった。
「ほら。選べよ」
───────”え?”───────
「で?一緒にシチュー食べたんでしょ?」
「そうっ!もうさぁ〜…、
これまさに新婚、って感じじゃない!?」
翌日の放課後。
また私は菜穂ちゃんとペラペラと話していた。
「でもその話、朝からもう何万回と聞きましたー」
「流石にそこまでは言ってませんー!」
何万回はめっちゃ盛られてるけど
でも 60回……?ぐらいは話しちゃったかも…。
「だってー…、かっこよかったんだもんー。
シチュー美味しかったんだもん!」
私は昨晩の話がなかなか止められないでいた。
「それは分かった、って。まぁ、良かったじゃん」
「うんっ!」
こうして私は今日も菜穂ちゃんに
初恋経過をお話して、学校を後にした。
帰り道。
夕日を背にひとりとぼとぼと歩いている時だった。
あ!りゅうちゃんだ!
ちょうど通り掛かった商店街の辺りで制服姿のりゅうちゃんを見掛けた。
こんなとこで会うなんて!
昨日に引き続き私
”りゅうちゃん運”強くない!?
「りゅーちゃーんっ!」
一緒に帰ろーよー、と、
手を挙げたその時だった。
「ほら。選べよ」
───────”え?”───────