季節は冬になり三年生は受験に向け勉強。
空もその1人で空は頭がすごくよかった。

栞「もうすぐすぐ空先輩たち卒業だよ?」
私「うん、そーだね」
ニヤニヤしてる栞。
私「なに??もうからかわないで。」
栞「ほんとは春花、自分の気持ちに気づいてる
  んでしょ??白状しなさい。」
私「でも、向こうは違うし、私はただ
  この毎日があればいい。
  特別じゃなくても。」
栞「春花!空先輩に彼女できたら
  どうすんの?」

栞の一言が痛かった。空は人気者で
女友達も多かった。

いや、でも私なんかは邪魔になる。
しまっておこうと思ってた。

栞「バレンタイン渡そうよ!」
私「えっいいよ!受験の邪魔だし」
栞「渡すだけじゃん?邪魔にはならないの!」
私「考えとく。」

栞は積極的で明るくて、女の子って感じで
正直羨ましい。

バレンタイン前日、友達に渡すのと、、、
私「なぜか作ってしまった」
空に渡せないよ。直接なんてもっと無理。

バレンタイン当日。早く登校し
空の下駄箱にチョコをこっそり入れておいた。

夕方、三年生は昼までで帰ってたから
こっそり見に行くとちゃんとなくなってた。
私「よかった」
栞「空先輩に渡したんじゃーーーん」
嬉しそうな栞。
栞「下駄箱いれるとか超可愛いね」
私「からかわないで。いつものお礼だから」
そう。いつものお礼。ただの感謝。
言い聞かせてたけどほんとは気づいてた。

"空のことが好き。"