それから数日
校舎の中での移動教室。

圭「空〜いくぞー!」
俺「おう」

廊下を歩いていっていると
春花がいた。隣には男。

俺(こいつが彼氏か。)
胸がどっかで締め付けられた気もした。

圭「春花ちゃんじゃんやっほ〜」
俺「ども。」

春花「こんにちわ。」
ニコっと笑う春花の横でぶすっと
睨む彼氏がいた。

こういう嫉妬とかもめんどくさいよな〜
ってまわりを見ててつくづくおもった。
春花は楽しそうだった。
いつも笑ってて、笑ってる以外見たこと
ないなと思った。


数日後
春花をみてもあの彼氏を見ることが
なくなっていた。
空「友達とばっかりだな」
圭「なにー??春花ちゃん気になんの?笑」
空「そんなんじゃねーよ」
ふいに口から出た言葉に俺は驚いた。
圭「春花ちゃん別れたんじゃねーの?」
空「どっちでも俺は関係ないっつーの」

どこかで引っ掛かってた。
あの笑顔の裏の顔はどんな景色なんだろうか。

春花は目立ってた。正直美人で
気が強くて明るくて、モテたんだと思う。
女にもよく目つけられてた。

圭「また呼び出されてね」
春花はいつも女に呼び出され先輩に
言われてた。
でも春花はひるまず言い返してた。
空「強い女だな。」


数日後
いつも通りマックに行った俺たちは
春花たちとまた会った。
俺「おっ、こないだの子じゃん」
覚えてないふり。たまたまなふり。
装う意味なんてないのになぜかそうなった。

いつもの会話前と変わらない景色。

春花の友達が圭の番号を聞いていた。
圭は喜んでた。ほんと好きだな女の子。
でも春花じゃなかったのに少しホッとしてた。
なんで?まさかな。

そこでまた俺らはマックを後にした。

あとから圭から聞いた。
圭 mail
空〜!春花ちゃんやっぱ別れたらしいわ。
お前のアドレス春花ちゃんに教えといた。

余計なお世話だし、まあ俺に連絡なんて
こないだろ。
別れたばっかなら尚更。
それに彼氏とかいなくても春花は強い。
男に守られるなんて似合わないし。

俺は適当にあしらった。
どうせ、関係が変わるわけじゃない。