中学3年生 吉田 空

毎日が楽しかった。友達といるのが
たまらない時間だった。
恋愛とか好きとかよくわからないし
彼女もいたことないけど
友達といるこの時間が楽しかった。

友達といつも通りの日常

圭「空〜マックいくど〜」
こいつはなんだかんだでずっといる友達。
俺「おう」

圭「あれ?一年じゃね?」
俺「学年違えばわかんねーよな」

しばらく後ろの席で話してて
そんなに気にはしてなかった。

圭「ねー、君たちって一年だよね〜」
こいつはいつも絡む。誰にでも。

そこで出会ったのは春花だった。

たわいもない話。普通の後輩。
でも真後ろにいた春花はニコニコして
愛想はよかった。
でも気が強そうで、でもどこか
今までみたことのない女だった。

たわいもない話。ゲラゲラと響く笑い声。

そしてマックを後にした。


俺たちはサッカーを休み時間になると
してた。それが日課でなんならそれが
学校にくる楽しみだった。

圭「空?あれ春花ちゃんたちじゃね?」
俺「校舎から見てんの?」
圭「空のこと好きだったりして〜」
俺「たまたまだろ??」
圭「お前好きな人とか出来ねえの?笑」
俺「うるせーよ!好きとか女とか興味ないな」

圭は恋が多い、可愛い子、好きな子
割と心が浮かれててでもどれも素直で
見ていて、幸せだなって思う。

それからも春花は廊下によくいた。
圭のせいで目に入るようになった。

圭「空?そーいえばさ、春花ちゃん
  彼氏いたっぽいな」
空「だから言ったろ?違うって」
圭「お前にも春がきたとおもったのになあ」

この時はなんとも思わなかった。
気のせいだと。恋とか好きとか
そんなよくわからない時間より
今の楽しい方がいいと思ってた。